平成十八年度

平成十八年 十二月

 

「考え方は十人十色 自分の考えがすべてではない」

私達が生活する中で、自分では考えられないような事があったりして、腹を立てる事があると思います。人の考え方は、人それぞれで、自分の思うようにいかない事がほとんどです。そんな時は、自分の考えですべてを見てしまっている事が多いと思います。そこで、一歩退いてみて、広い目で物事を見る事が出来たら、また違った考えが見えてきて、もっと気持ちよく、日々を過ごせるのではないかと思います。

平成十八年 十一月

 

「すべての人やもののなかで生かされ生きている私、ご先祖様、地球上のすべてのものに感謝し、心遣いを大切にして生きていきたい」

私がこの世に生まれるまで数えきれないぐらいのご先祖様がいらっしゃいます。そして私が今この歳になるまで数えきれないほどの命をいただき、多く人やものに支えられて生かされて生きてきたことに修行をさせていただく中で改めて気づかされました。感謝の気持ちを忘れずに、命を大切にし、今日今時を明日を見つめて只管に生きていきたいと思います。

平成十八年 十月

 

「努力は自分を裏切らない」

今までの自分の体験から実感していることです。そして、これからの努力も無駄にはならず、必ず報われると信じています。

平成十八年 九月

 

「当たり前に生きてきた今までの人生 感謝の気持ちを思いだし、お世話になった方々へ恩を返せるよう日々精進する」

今こうして、元気に生活していけるのは、これまで育ててくれた両親、支えてくれた友人、色々お世話してくださった方々のおかげなので、その感謝の気持ちを忘れずにいる為にこの言葉を書きました。

平成十八年 八月

 

「この世に生き、生かされている自分の生命 この現実が尊いはず 先祖から代々受け継がれた生命が、両親を通して自分に至っている 尊い我が生命、自分だけの生命ではない」

最近、社会では親が子供を、子供が親を殺すという残念な事件が非常に増加しております。最も身近に居て、最も愛すべき、そして尊ぶべき者にいともかんたんに手をかけ、生命の尊厳が社会全体に軽んじられている傾向にあると思います。

今一度、大人が、親が、未来を担う子供達の為に、先祖からの生命のリレー、一人ひとりの自己の生命(存在)は、この世の中で、唯一尊いことです。

平成十八年 七月

 

「朝起きて「あぁ、又今日も眠れるな」と思う。こんなに幸せな事は無い。本当に幸せな事は何なのか。今もう一度考えてみよう。」

周りがたくさんの物であふれ、いったい何が幸せなのかを見失いがちな現代社会において、本当に幸せなことは何なのかをもう一度考えるきっかけになればいいなと思いこのコメントにしました。

僧堂で暮らし始めたばかりの頃は、何もかもが始めてのことで、何の楽しみも見出すことも出来ずに苦しい日々が続きました。そんな時、堂長様に言われたのが、「朝起きたら又眠れるって思うだろ。こんな幸せな事はないじゃないか。」というお言葉でした。今までは本当に当たり前だと思っていた事が、実はとても幸せなことなのだと教えられました。そう考えると、幸せって本当に身近なところにあるんだなぁ、もう一度考えてみようと思うようになりました。このコメントを見たみな様にも良いきっかけに成れば幸いです。

平成十八年 六月

 

「素直さ思いやりを大切に 何事にも一生懸命取り組み 一日一日を大切にしたい」

私は日頃から自分には素直さと思いやりの心が足りないと感じ、これからの修行の1日1日をこの思いを大切にして過ごしていこうと考え、この言葉を書き上げました。

平成十八年 五月

 

「私たちは多くのものに支えられ生きている 誰もが自分一人では生きていない 

いつでもありがとうの気持ちを忘れずにいたい」

大榮寺へ修行に来て、自分がどれだけ多くの人々に支えられてきたのかを実感しました。普段は、あたりまえのように感じていた人の恩にも感謝をおぼえるようになり、私自身僧侶として人々の支えにならなければならないと、あらためて気付かされました。ここでの修行を通じて皆の助けとなれるような、つよさややさしさを身に付けたいと思います。

平成十八年 四月

 

「生きている今、目的を持って何をするのかがとても大切『すべてに感謝し謙虚に生きたい』」

人に支えられて生きていることに感謝してみてください。そこから自然とやさしい言葉、優しい笑顔、幸せな時間が生まれてくるのではないでしょうか。